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スペシャル

花守ゆみりさん×藤原夏海さん スペシャルインタビュー

リザ・ルーナ役 花守ゆみりさん
よぞら役 藤原夏海さん

――ご自身が担当するキャラクターを演じることが決まった時のエピソードを教えてください。

花守:3年前はまだアニメ化するってお話もなく、原作コミックスのCMでリザをやらせていただき…。原作第一話を読んで「地球大丈夫か!?」って空気から、猫カフェに入ってあんなことになるなんて…!っていう。それでよぞらをはじめとした動物たちの可愛さに悶えて…。いつの間にか読み終わってすぐに「もう一回読んじゃおうかな!」って思える漫画だなっていうのを当初から感じていました!ボイスコミックもリザ役で参加させていただき、録っているときも「花守さん、ずっと叫んでいますね!」ってマネージャーさんに言われて(笑)。すごく楽しく収録させていただいたので、ご縁があったらいいなって思っていました。アニメのオーディションもリザ指名でいただいて、アニメの中でも演じさせていただけることになり嬉しかったです。今の私が演じられる一番自由で、突飛で、それでいてかっこいいリザを演じられたらいいなって思いながら、アニメにも臨ませていただきました。

藤原:私はテープオーディションで、よぞらを受けました。普段から動物の動画を見るのがすごく好きで…。そんな想いを込めながらオーディションを受けさせていただきました。結果、演じさせていただけることになってとても嬉しかったですし、メインでねこちゃんを演じる機会っていうのが私の中ではなかったので「わぁ!なんとうれしい!」っていう(笑)。喜びが一番大きかったです。これから収録がはじまるんだっていうわくわくもありつつ、よぞらを演じていく中で「こういう感じの声色にしようかな」…と、想像を膨らませていました。


――ご自身が演じるキャラクターの第一印象と、演じてみた感想をお聞かせください。

花守:それこそ第一話冒頭のリザはどこへ行ってしまったの?って話になりますが…。原作を読ませていただいたときの「あれ?この子、テンションの高低差が激しいぞ?」っていう印象を、アニメになっても皆さんに感じていただきたいです。そのために、声のかっこよさの硬さと柔らかさの緩急もたくさんつけられたらいいなと思い…。実際にリザを演じさせていただくときは演じる声の幅を作らないようにしています。話し方などでリザらしさが乗っかっていればいいなって思っています。ほんと高低差すごいよね(笑)。

藤原:うん。すごい(笑)。

花守:かわいい声も出すし、いきなりキリっとして話したりもするので…。

藤原:情緒がね!

花守:そうそう、情緒が面白い!リザがかわいいものにとにかく振り回されていることを感じていただけたらと思います。

藤原:ギャップすごいよね。

花守:うん!よぞらのかわいさと一緒に飼い主の翻弄されている姿を見て「かわいいな~」って思ってもらえたら、『カワイスギクライシス』的には一番いいアニメ化なんじゃないかなと思います。本当に全力で演じさせていただきました。でも演じていて、疲れるよりも「楽しかったー!」って帰ることが多かったので、自分的にも演じていて本当に楽しいキャラクターでした!

藤原:私は先ほどもお話した通りテープオーディションの時が初めてだったので、最初に人間の言葉を喋っているシーンと鳴き声をいくつかやらせていただきました。メカよぞらのこともあったので、最初はちょっと自由奔放なわがままっぽい感じなのかなと思っていました。原作を読み進めてよぞらを知れば知るほど、リザに迎えいれてもらう前のこととか「あぁ、こんなにつらい過去があったのか…」って。リザの元に行ってすごく素敵な想いをたくさんさせてもらって、穏やかで甘えん坊な所だとか、お風呂とか入れてもあんまり暴れないすごく良い子なので…。

花守:うんうん!

藤原:「なんて良い子なんだ!」っていう…。もうめちゃめちゃかわいいな!!って、ガツーンと大振りした感じでよぞらの可愛さに私自身もリザみたいになりました(笑)。

花守:かわいすぎて、みんなリザになっちゃう(笑)。

藤原:だから私も心はリザになりかけて、原作を読みながら発狂していたなっていうのはありますね


――お互いが演じられるキャラクターの印象をお伺いしてもよろしいでしょうか?

花守:もう世界一かわいいです!!

藤原:(笑)。ずっと言ってくれるから本当に嬉しい…。

花守:リザのセリフでもありましたが、「出会うことは運命であってほしいけど、捨てられることは運命と言ってほしくない」っていう。矛盾しているけど、その気持ちはよくわかりますね。でもそのくらい、よぞらだけが特別で…。他のねこちゃんもかわいいけれど、家族であり、子供であり、パートナーでもある。

藤原:うんうん。

花守:“○○愛”って名前がつく関係値のどれも与えているくらい、よぞらのことが大好きなんですよね。ねこちゃんやわんちゃんを飼われている人たちの中にある、“名前がつけられない気持ち”をリザも持っているなっていうのを感じます。言葉が通じないからこそ「ペット」っていう言葉で片付けたくなくて、名前をつけないからこそさらに大きくなる気持ちをリザも持っている。なので、よぞらをかわいがる時の表情とか声を沢山作ってあげたくて…!それこそ恋人に言うようにとか、子供を甘やかすように、大好きな友達に話すように…。沢山感情をいれて、いろんな関係性をあげたくなる…。そんなねこちゃんだなって思います。でもそれを自分の中で起こせるのは、なっちゃん(藤原さん)が演じてくれるよぞらの甘え方がみんなかわいいからだと思います。

藤原:(笑)。

花守:もう、本当によぞらのこと大好き。世界で一番大好き…っていう言葉に負けないくらいの愛情を注いであげたくなる存在っていうのを、ドッタンバッタンしながらなんとかして演じられたらいいなって(笑)。でもその愛情を注げるくらい、なっちゃんが演じるよぞらがほんとにかわいかったっていう…。

藤原:泣けてきちゃう…。よぞらに対する想いもそうだし…、全部聞いていて泣きそう。

花守:わぁ~!泣かないで!

藤原:(笑)。

花守:本当に、なっちゃんが演じてくれるよぞらが一番かわいいです!

藤原:今の言葉を聞いて、私の中のリザへの信頼感がさらに増しました。元々良くない状況で育てられてきたっていうのもあって、リザからのよぞらへの想いに対する反動がすごいと思うんですよ。「こんなに良くしてくれる人がいるんだ!」って。リザが愛情をくれた分それに満足できますし、花守ちゃんが演じてくれているリザの声色とかすごく伝わってきます!振り返ってみて、私自身も身を委ねられるというか…。安心してよぞらを演じられていたなって思います。

花守:よかった…!愛が伝わってた…!

藤原:いや!伝わりまくってた!本当に!

花守:よかった(笑)。

藤原:そういう優しさを感じられていたので、とても素敵な時間をよぞらの中でも過ごさせてもらえたな!というのを、アフレコをしながら感じられました。よぞらがどんどん穏やかですごく優しい子になっているのも、絶対リザが一緒に過ごしてきてくれているおかげだと思います。「ありがとう!」って…私の中で、よぞらが言ってる(笑)。

花守:あぁー…よかった!よぞらがのびのびと安心して暮らせてればよかったよ…って、私の中のリザも言ってる(笑)。

――アニメを観るにあたり、リザとよぞらの関係性で「ここを一番知っておいてほしい!」ことはありますか?

花守:リザにとっての一番はよぞらです!

藤原:(笑)。

花守:一番知っておいてほしいことは、リザにとってよぞらが一番であることです!

藤原:よぞらにとっても…、一番甘えられるし信頼できるのはリザです!

花守:嬉しいー!!

花守:リザはよぞらが大好きすぎて仕事放棄しているんで…!

藤原:たしかに(笑)。

花守:仕事を放棄して、よぞらが一番暮らしやすい環境を整えなきゃ…って(笑)。あと宇宙船の中にいる子たちが、かわいすぎておかしくなっちゃうのを避けるためによぞらを隠しているってリザは言っているけど…絶対本当は見せたくない気持ちがあるかと。

藤原:あー!なるほどね!確かになぁ…。

花守:私だけのよぞらっていうところ、絶対ある!

藤原:独占欲的な…(笑)。

花守:見せたくない…!!っていうのがあると思います。

藤原:確かに…!さっきも少しお話したと思いますが、やっぱりよぞらにとってリザは一番のパートナーであり、一番甘えられる人なのでその信頼関係は注目して見ていただきたいな…と思いました。リザに出会って、よぞらの表情とか行動が増えてどんどん素敵になっていくところも注目していただきたいです!リザが一緒にいてくれるから生まれるものっていうのを見ていただきたいですね。

花守:溺愛して甘やかして、のびのびとして…。安心してくれているよぞらを見てほしいですね!


――ありがとうございます。